権力を誇示する
自分の権力を誇示するノンバーバルのひとつに、「腰に手を当てて肘を張る」というノンバーバルがあります。
これは縄張りを主張するノンバーバルで、優位な立場を示したり問題があることを知らせたりします。
肘を体の横へ張り出して、親指を後ろにして両手を腰にあてます。警察官や自衛官など、力強さを誇示する必要がある人の多くがこのノンバーバルを行います。
ですが民間ではあまり好まれません。男性が職場の若い女性に対して、話しかける時、このノンバーバルを使うと威圧してしまうので、女性は本心を話せなくなってしまうなど、円滑なコミュニケーションを阻害してしまいます。
相手を威圧してしまう傾向がある男性は、いつのまにかこのノンバーバルを行なっていないかをチェックしてみましょう。
反対に女性はこのノンバーバルを使うことで、言葉を使わずに権力や威厳を主張できるので、有効に働く場合が多いようです。
女性社員が、男性の上司に立ち向かうときに使えるでしょう。一歩も譲らない強い自信を示して、相手に「偉そうな態度をとっても無駄よ!!」というメッセージを送ることができます。
このノンバーバルを使うことで、言い出しにくい言葉をハッキリロに出して言えるようになるでしょう。
2つのバリエーション
- 両手の親指を背中側に回して腰に当てる
縄張りを主張する、問題がある、うまく行っていない、一歩も譲る気はない、強い自信がある
両手の親指を前側に回して腰に当てる - 何かを聞き出したいと思いながらも、気遣っている、好奇心を滲ませる、探究心が強い (1に比べて権力を誇示する意味が薄れます)
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