5種類のペインスキーマ
「生きづらさ」を生み出すペインスキーマは5つに分類することができます。
- 人と関われない
愛されたい、守られたい、理解してもらいたい、受け入れてもらいたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分にはできない
有能な人でありたい、うまくやりたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 周囲が優先
自分の考えを大切にしたい、感情や考えを自由に表現したいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 悲観し追い詰める
自由に生きたい、楽しく生きたい、遊びたい、楽しみたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分が中心
自立した人でありたい、自分をある程度コントロールしたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ
第一のペインスキーマ
ペインスキーマの第一分類は「人と関われない」という状態を作り出すスキーマです。
このペインスキーマは愛されたい、守られたい、理解してもらいたい、受け入れてもらいたいという本能的欲求が満たされなかった場合に作られます。
第一分類の具体的スキーマについて考えていきましょう。
異端者スキーマ
「自分は変わっている」「自分は変人だ」「自分は異端者でこの世界で孤立している」「どこにも居場所がない」というスキーマです。
このスキーマがあると「自分は変わっていて他の人たちとは異なる存在」だと考え、人と関わることをとても困難なことに感じるようになってしまいます。
異端者スキーマを持つ人の自己防衛策
- 人と関わらない
人が集まる場所では端っこの方でポツンと一人でいたりします。
自分から人に話しかけることもほとんどありません。
人の集まるところ(学校、職場など)へ出かけずに、自室に引きこもったりする人も少なくありません。 - 何かに没頭する
他者とかかわななくても良い趣味などに没頭する人も多く、その分野に落ちては非常に高いスキルや深い知識を持っていることも少なくありません。 - 独自のコミュニティを作る
実際は「だれかと関わりたい」「居場所が欲しい」「自分がコミュニティーの中心でありたい」という願望を持っています。
ですから、インターネットなどで他者に理解されない自分と共通の趣味や興味を持つ人たちとコミュニティーを作って人と関わろうとします。
その世界では中心的存在になろうとしたり、他者の面倒を熱心に見たりすることも少なくないようです。
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