ワーク36:安全な何かを作る
自分の「生きづらさ」と直面して、生きづらさから自分を助け出す作業を行う時、自分を守るための防具として
を用意しました。
実をいうと自分を守るための道具として、もう一つ用意しておいて欲しいものがあります。
それはイメージ以外で「安全を感じられる何か」です。どんなものでも結構です。
これを目にすれば、これに触れられれば、この音を聞けば、これをすれば・・「ホッとする」「守られている気がする」「安全を感じられる」何かを用意しておいて欲しいのです。
可能なら3つ以上用意してください。「ペインスキーマ」と向き合っている時、耐えられそうにないと感じたら1〜7に合わせて安全を確保するために使って欲しいのです。
安全を感じられる何かの例
- 子供の頃ずっと一緒に過ごした熊のぬいぐるみ
- 子供の頃にくるまっていた毛布
- ラベンダーの香り
- 包み込まれるような音楽
- ペットの犬
- 雄大な景色の写真
- ダイビングの動画
などなんでも良いのです。
幾つか試してピックアップしておいてください。
また、条件付けという方法を使って、安全を感じられるアイテムを作っておくこともできます。
条件付けで安全を感じられるアイテムを作る方法
リラクセーションを行います。腹式呼吸、筋弛緩法、自律訓練法などどんな方法を用いても構いません。
お酒をリラックスして飲む時、お風呂に入る時、マッサージをする時などのリラックスタイムでも構いません。
深いリラックス感を得られる時に決まったアイテム(仕草、行為、場所などでも大丈夫)を用います。
例えばマッサージしている時にラベンダーの香りを蒸散させるようにします。
毎日繰り返すことでリラックスとラベンダーの香りが結びつき、「ラベンダーの香り=リラックス」という関係性が生まれます。
この条件付けができたらラベンダーの香りを持ち歩きます。
ハンカチにラベンダーの匂いを染み込ませておいたり、アロマオイルのミニボトルを持ち歩いたりして、不安になったらその香りを嗅ぐようにします。
(アロマボトルから香りが強すぎるので少し鼻から話して嗅いだ方が良いでしょう)
ラベンダーの匂いを引き金にして体をリラックスすることができます。
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