心地よさを表す脚と足

アドバイスする女性

脚を交差させる仕草

誰かと一緒にいる人の脚と足をよく観察することで、その人がその時心地よく感じているかを読み取ることができます。

足を交差する仕草は、かなり正確な情報としてその時の快適さを表しているのです。
不快な時には、まず行わない動作だからです。

また自信がある人も人の前で脚を交差させることがあります。
自信があることで人前にいても快適な状態を保つことができるからです。

立っている時片方の足をもう片方の足の前にもってきて脚を交差させると、バランスがとても悪くなってしまいます。
ですから、突然、何かの脅威が襲ってきても、とっさに反応することができません。
人は快適さや自信を感じているときだけしかこの仕草とらないのです。

脚を交差させて同僚と楽しく話していたOLも、上司がやってくると両足でしっかり立つでしょう。
これは「危険に対処するために両足を地面につけてしっかり立つんだ」という大脳辺縁系に組み込まれた反応なのです。

脚を交差させる仕草

一般的に人は好意を持っている相手にこの動作をします。
好意を持っている人のほうに寄りかかるために脚を交差させるのです。
大脳辺縁系の反応ですから、もちろん当人は無意識のうちに行っています。

これを応用して、人と過ごす時、脚を交差させることで自分が快適な状態だということを相手に伝えることができます。
この仕草を使って自分が今快適だと伝えることで、相手もリラックスし、心を開きやすくなります。

そして、もしその時、相手も脚を交差させれば、2人の間に「ミラーリング」行動が起こっていると考えられるので(親和性が高くなると同じ行動をとりやすく)、相手はとても快適な状態でいることがわかります。


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