インフルーエンスパワー

自分の周囲の人間、自分が関わる組織の人間の力を最大限に引き出し最高のパフォーマンスを残すためには、自分がフルネスな状態を維持できるだけでなく、自分の周囲や自分が関わる組織の人間をフルネスに導いていく必要があります。

アクティベーションスキルには自分自身をフルネスにするセルフカレッジのスキルだけではなく、周りをフルネスに導くインフルーエンスパワーというスキルも存在するので、ここからはインフルーエンスパワーについて検討していきたいと思います。

変化に目を向ける

出来事には今だけではなく過去や未来が繋がっています。その場だけの出来事で判断されてしまうのは嫌なものです。人は自分を理解して欲しいと思う時、今だけでなく過去や未来も理解して欲しいと思うからです。そして過去や未来も含めて相手を理解するためには時間を意識して人と接することが必要です。

「今の結果だけでなく変化に目を向ける」のです。時間を意識して人と接するようになると、その人の「変化という価値」に気づくことができるようになります。目の前の結果だけを見て、その人と違う時間を生きている別の人を比べられてしまうと人はアンフルネスに陥ってしまいます。ですから、人と接する時には時間を意識して「変化という価値」に目を向けていくことが大切です。それができるようになることで周囲の人たちがフルネスに傾きやすくなるからです。
イメージするしかし人は自分の体験に基づいて目の前のものを判断する傾向があるので、時間を意識して人と接することは簡単ではありません。時間を意識して「変化という価値」に目を向けて人と接することが、どれほど重要で周囲をフルネスに導くインフルーエンスパワーを生み出すかを理解た上で、常にそれを意識しながら人に接し続けることが必要です。

人を「結果」だけで判断するのではなく「変化という価値」に目を向けていきましょう。

2種類の変化

2の変化とは種類成長」(過去からの変化)と「可能性」(未来への変化)です。

「今を大切にする」ことはとても重要なことですが、今に縛り付けられたまま今の結果だけで人を評価することは決して良い結果を生み出しません。今の結果だけで人を評価することは周囲をアンフルネスに陥れ、可能性という素晴らしい宝物を奪い取ってしまうことにつながります。

  • 「今」にはその人の過去からの努力と成長が含まれています
  • 「今」にはその人のこれからの努力と可能性が含まれています

時間を意識して人に接しましょう。目の前の人の過去や未来について意識し、その人の成長や可能性に目を向けて接することでその人はフルネスへと導くことができるのです。

接し方

相手の心の状態

インフルーエンス・パワー

目の前の結果だけ判断

アンフルネス

生まれない

他者と比べる

時間を意識し「変化という価値」に目を向ける

フルネス

生まれる

成長と可能性に目を向ける