自分の要求や気持ちを伝える方法

自分の要求や気持ちを伝える方法は大きく分けると3通りあります。

  1. 受身的な方法
    この方法では、自分自身の要求や気持ちはハッキリと言葉にされません。本当は「嫌」と言いたいのに・・視線を落として、ためらいがちに、時には泣き出しそうな声で他者からの要求を受け入れていませんか?「たぶん~」「大丈夫、気にしないで」といった言い回しを使って、その時の気持ちをごまかしていませんか?
  2. 自他の折り合いをつけながら自己主張する方法
    この方法では自分自身の要求や気持ちをキチンと言葉にして伝えますが、同時に相手の気持ちも考慮しながら話すことになります。
  3. 攻撃的な方法
    この方法では、自分自身の要求や気持ちを一方的に伝える事になります。怒りや敵意が声高に激しい調子で言葉にしていませんか?脅すような口調で「~したほうが良い」、頭ごなしに「やめてよ、冗談言わないでよ」、自分の判断を押し付けるように「~すべきだ」、「もっと分かってくれると思ったのに」というような言い方をしていませんか?

大きく分類すると、このような3通りの方法で様々な状況に対処することができます。

ライオンのフリで威嚇

過剰なストレスでツイツイ食べ過ぎてしまう人、家に帰ると疲れ果てて何もできなくなってしまう人、つまり自己主張が苦手な人は受け身的な方法か攻撃的な方法をとる場合が多く、自他の折り合いをつけながら自己主張する方法を取ることが苦手です。

うまく自己主張できるようになる、自他の折り合いをつけながら自己主張する方法のスキルを学び、実践できるようになることが大切です。受身的でも攻撃的でもない丁度良いバランスを見つけていきましょう。