行動を変化させる取り組みの流れ
行動を変化させる取り組みの流れは以下の通りです。
ある状況下で望ましくない行動を減少させるために、その行動がもっている機能を果たすことにつながる別の行動(望ましい行動)を見つけ、その行動に置き換える頻度を増やす(強化する)事で、望ましくない行動の頻度を減少させる場合もあります。
- 行動アセスメント
ターゲット行動(減少させたり、なくしたい行動)の先行刺激と行動、結果の関係(随伴性)を明確にします。 - 課題分析
ターゲット行動に代わる望ましい行動(代替行動)を考案して、その行動がとれるように計画していきます。 - 刺激を統制
ターゲット行動の先行刺激を調整します。 - 消去
ターゲット行動と強く結びついている(随伴)望ましい結果(外的・内的変化)を起こらなくします。
必要であれば罰(不快な経験)を用います。
- 分化強化・モデリング
代替行動がとれる頻度が増やせる取り組みをしていきます。
「例:プロンプト」
代替行動をとりやすい先行刺激を使用します。 - フェイディング
代替行動が1人で維持する取り組みをしていきます。