強すぎる反証の拒否を調整しよう
反証の拒否
自分のネガティブな思考と矛盾する考えを1つも受け入れようとしないこと
「反証の拒否」は悪いことばかりではありません。他者からの話をすべて受け入れていると、自分の考えがまとまらなかったり、決断ができなかったり、自分を信じることができなくなってしまうからです。他者の考えがすべて正しいわけではありませんし、全てが推測にすぎないこともあります。立場が違えば意見も変わってくるものです。
しかし、この傾向が強すぎると「新しい意見を取り入れることができない」「成長する機会を逃してしまう」「人間関係がギクシャクしてしまう」など様々な問題が生じてしまいます。この傾向が強すぎる人は、以下の方法を試してちょうど良い強さに調整してみましょう。
調整方法
- 相手の考えが正しくないということについての確信度を数値化してみましょう。
0~100% - その考えに影響された場面に伴う感情とその強度を数値化してみましょう。
0~100% - 信念を具体的に書き出してみましょう。
- 損益を分析してみましょう。
今の思考の癖を維持していくと、どうなるでしょうか?
「自分の考えを理解できる人なんていない」と信じるで、どんな結果になるでしょうか?
今のような複雑で、漠然とした思考が、物事を深く考えている証拠だと考えているのですか?
今のような複雑で、漠然とした思考は、思考が混乱している証拠だという可能性もあるのではありませんか? - 信念を支持する根拠と支持しない根拠の検討、及び根拠の妥当性に関する検討をしてみましょう。
- 認知の癖の分類をしてみましょう。
- 自分の考え正しかったことを証明できるでしょうか?
自分の考えを検証する方法はありますか?
自分の考えを検証できないとしたら、考ること自体に意味がないのではありませんか? - 二重の基準法を使ってみましょう。
もし、他の人が自分と同じような考え方をしていたら、その人に対して、どのようにアドバイスしますか? - 考えが漠然としていて、検証ができないことばかり考えているのではありませんか?
考えることにエネルギーを使い切ってしまうことで、物事を変えていくエネルギーが足りなくなってしまっているのではありませんか? - 自分の考えと逆の行動をとってみたら、どうなるでしょうか?
逆の行動にはどんなことがあるでしょうか? - 自分の考えを検証するために実験を行うイメージしてみましょう。
この実験をするために、どんな方法で情報をあつめますか?
この実験の目的や方法、結果について、どうやって第3者に説明しますか?