強すぎるもし思考を調整しよう

もし思考

「もし~だったら?」とあれこれ自分に問うが、どのような答えにも決して満足できない事

「もしも」の事を考えて、予防策や対策を練ったり、実行の判断を行ったり・・「もし思考」は人間が安全に生きていくためにとても大切な思考パターンです。
しかし、この思考が強すぎると「決断できない」「チャレンジできない」「前にすすめない」「人を信じられない」など様々な問題を引き起こしてしまいます。

この傾向が強すぎる人は、以下の方法を試してちょうど良い強さに調整してみましょう。

調整方法

  1. その「もし思考」が実現するということについての確信度を数値化してみましょう。
    0~100%
  2. その考えに影響された場面に伴う感情とその強度を数値化してみましょう。
    0~100%
  3. 損益を分析してみましょう。
    未来を予測して心配する事で、どんな良いことがありそうですか?
    自分を守ることができそうですか?
    心配事をコントロールできなくなるのが怖いですか?
    可能性のある全ての問題について、あらかじめ解決策を用意しておかなければなりませんか?
    「もし思考」をあまり後悔しないようにしたら、思考、気分、行動はどのように変化するでしょうか?
  4. 認知の癖の分類をしてみましょう。
  5. 物事を100%確実なものにしようとしているのですか?
    この世界で100%確実なことはあるのでしょうかか?
  6. 下向き矢印法を行ってみましょう。
    仮に「もし思考」が現実になったらどんなことになりますか?
    なぜそれが、自分を悩ませるのでしょうか?
  7. 100%安全だと確認できないということは危険ということなのでしょうか?
    100%の安全を確認しようとすることに、どんな利益と不利益があるのでしょうか?
  8. 「うまくいかなかったらどうしよう?」と考えることで、さらに新しい心配を生み出し続けることは、問題解決に繋がるのでしょうか?
  9. 今日(今週)取り組まなければならない問題に集中してみたらどうなるでしょうか?
    今後起こりそうな問題を全て解決しようとする事をやめてみましょう。
    目の前にある小さな問題や行動に目を向けてみましょう。
  10. 一度大丈夫と思えても、その安心感が続かないのはなぜだと思いますか?
    無理矢理大丈夫だと自分に言い聞かせても、安心し続けられないのではありませんか?
    このことは、「確実な世界というのはないのだ」と言う事を示しているのではないでしょうか?
  11. 1日20分間、次ぎの分を繰り返してみましょう
    自分が何をしても、何か悪い事が起きる可能性は常にあるものです。
  12. 予測が間違っていた事が、これまでに何回ありましたか?
    ネガティブな予測をすることは、悪い習慣なのではないでしょうか?
    もし思考
  13. 連続法を使ってみましょう。
    どんな事が最悪の結果(まぼろしの恐怖)として予測できるでしょうか?
    逆にどんな事が最高の結果として予測できるでしょうか?
    最もありそうな結果としてはどんな予測をできるでしょうか?
  14. 最も恐れている結果を具体的に書き出してみましょう。
    最悪の結果になったら、どんな事が今より悪くなるでしょうか?
    すべて書き出してみましょう。
    最悪の結果をイメージして、それをストーリーとして声に出して語ってみましょう。
    毎日20分間行ってみましょう。
  15. 起こる可能性があるポジティブな結果を3つ挙げ、具体的に書き出してみましょう。
    どうすれば、そのポジティブな結果を実現させられるでしょうか?
    具体的なストーリーを書き出してみましょう。
  16. ポジティブな予測をすることはいけないことですか?それとも恐ろしいことですか?
    ポジティブな予測をすることは恐ろしいことなのでしょうか?
    ポジティブな予測をすることは悪いことなのでしょうか?
  17. ポジティブな予測をすることは恐ろしい(悪い)という信念を検証してみましょう。
    今後1週間で起こるネガティブな予測を5つ考えてみましょう。
    その5つの予測が実際に起こったかどうかを検証してみましょう。
  18. ポジティブな予測をしたらどうなるかを検証してみましょう。
    今後1週間で起こるポジティブな予測を5つ考えてみましょう。
    その5つの予測をそれぞれ50回唱えてみましょう。
    その5つの予測が実際に起こったかどうかを検証してみましょう。
  19. もし思考が実現する根拠と実現しない根拠の検討、及び根拠の妥当性に関する検討をしてみましょう。