義務を遊びへ/批判・敗北・失望を好奇心に変えるシート

世の中には自分の力や努力ではどうしようもないこともありますが、今できる事に目を向け実行することによって状況が変わることも多いものです。

ただしほとんどの場合、その問題や状況が一度に完璧に改善し、問題がなくなってしまうことはありません。今できることに目を向けるということは、問題や状況の完璧な改善ではな、部分的な改善や変化を目指すものです。そうした場合、完璧を目指すこと、今できる事に目を向けることを妨げてしまいます。

完璧ではなく・・

完璧を目指すより、好奇心、挑戦、成長を目指してみよう!

2分割思考(白か黒か、正義か悪かの2択的思考)が強い人は、完璧な状態じゃないと絶望して、自己批判的になってしまうものです。完璧にこだわることで途中で取り組みを止めてしまったり、失敗や挫折を経験したことで自信を失ってチャレンジをしなくなっていませんか?

何かに挑戦するとき、評価や結果だけにこだわるのではなく、「その経験から何かを学ぼう」「その経験や過程そのものに好奇心を抱いて楽しもう」といったスタンスの方が良い結果が得られることが多いのです。

以下の質問に答えてみましょう
  • この経験からどんな事を学びましたか?
  • この経験で興味深い事は何ですか?
  • これまでと違う事で今後できそうなことはどんなことですか?
  • このような経験の結果、次はどんな事に挑戦できそうですか?
  • 目の前にある問題に対する好奇心を高めるためにどんな事ができそうですか?
  • 次にうまくいたら、あなたはどんな風に思うでしょう?
  • その事に興味を持っている人がいるのはなぜでしょう?
  • どうしてその人たちが、そのことに興味を抱くのでしょうか?

好奇心や意欲を高める方法

失敗を自分の価値の最終的評価の材料として考えるのではなく、将来もっと良くなるために、「どうしたらそのことへの好奇心を高められるのだろうか?」「どうすれば意欲がわくだろうか?」といった視点で考えてみましょう。

「義務を遊びへ/批判・敗北・失望を好奇心に変えるシート」を使って、今の思考を好奇心や挑戦心を伴う思考と比べてみましょう。
何かを達成するためには高い目標を設定して、自分を厳しく批判する事必要だと感じる人は以下の質問について考えてみてください。

  • 完璧を目指すことで生まれる利益と損失、好奇心や挑戦心を追求することで生まれる利益と損失はどんなものがありますか?
  • 好奇心が人の行動力を向上させるということについて、根拠と反証を挙げてみてください
  • 純粋に興味があるという理由で何かをした事がありますか?
  • 初めは興味があったのに批判的な評価を受けた結果、興味をなくしてしまったという経験はありませんか?

記入例

義務を遊びに変換する