信念とは

  • 人は~であるべきだ
  • 男らしくふるまわなくてはいけない
  • 誰にも嫌われてはいけない
  • 人生勝つか負けるかだ

など、その人にとっては当然そうあるべきだという姿や状態、環境などの基準となるルールです。
誰でも生きている中でこうしたルールを作り上げ、それを守ろうとして生きています。

このルールがその人の性格、行動パターン、思考パターンに大きな影響を与えるのですが、家族や身近な人の中では当たり前すぎて、他の人が異なるルールを持っていることさえ気づかないことが多いものです。
カウンセリングのポイント

もちろん、このルールを守ることによって、自分や周りの人たちが幸せに、穏やかに暮らせればよいのですが、時間が過ぎ、環境が変わり、周りの人達との関係性や生き方が変わっていく中で、過去の自分に都合よく働いていたルールを守ろうとすることが、自分や自分の周囲に不利益をもたらしていることも少なくないのです。

こうしたルールは、10歳までに構築されたものがほとんど[その他、思春期の強烈な体験、生死を分けるような大きな出来事などで形成]で、その時の自分の能力、環境に見合ったルールになっています。

ですから、ネガティブな感情を感じることが増えたり、生きにくくなっていると感じた場合、自分が守っているルールを再点検し、自分にとって有効だと思えるものに変化させていくことが、穏やかで幸せな人生を過ごすために役に立ちます。

下の例を参考に、現在自分を生きにくくさせているルールを見つけてみてください。
どうしても見つからない場合は、専門のカウンセラーなどと話をしてみることが役に立つかもしれません。

認知行動療法_感情と信念を評定するシート

認知行動療法で使う「感情と信念を評定するシート」の記入例

11:「感情と信念を評定するシート」のダウンロード

『典型的なルールの例』

  • 私は全ての物事を、完璧にやり遂げなければならない。
  • 何かに失敗したら、わたしは失敗者である。
  • 私は失敗には耐えられない。
  • 皆に認められなければ、私は自分を好きになる事はできない。
  • 誰かが私を軽視するのには耐えられない。
  • 私は個性をアピールし、皆に私という人間を印象付けなければならない。
  • 完璧でなければ、皆に好かれないだろう。
  • 人には優劣があり、優れている人もいれば、劣っている人もいる。
  • これからやる物事について、もし確信がもてなければ、それらの物事はうまくいかないだろう。
  • 全ての情報を入手しなければ、決断を下す事はできない。
  • 私は落ち込む(怒る、不安になる)べきではない。
  • 全ての人は、私と同じやり方で物事をおこなうべきである。
  • もし私が間違いを犯したら、私は自己批判すべきである。
  • もし誰かが私を怒らせたら、私はその人に仕返しするべきである。
  • 常にすべての物事をコントロールしていなければならない。
  • 自分だけの要求を持つことはよくないことだ。
  • もし人を傷つけるなら、 私は真実を言うことができない。
  • もし誰かが私に対して怒っているのなら、それは私が間違っているからだ。
  • 怒ってはいけない。
  • 愛は完全であるべきだ。
  • 私は痛みを伴わない人生の権利を与えられている。
  • 私は常に皆から愛されている必要がある。
  • 自分の言動において、私は完ぺきである必要がある
  • 私がそうあるべきと考える通りに振舞ったり、考えたりするべきだ。
  • 人生は公平になるように仕組まれている。
  • 間違いを犯してはいけない。
  • 争いはよくないもの。私はなんとしても争いを避ける必要がある。
  • 他者の要求は私の要求よりも常に重要だ。