防衛機制とその機能

防衛機制とは「心の安定をはかるための自我による無意識的な防衛」です。防衛機制には、抑圧、昇華、投影、退行など様々なものがありますが自分を守るために無意識のうちに行われます。

自分で理解できないような感情や衝動が起こるのは、防衛機制によって無意識のうちに行っている心の操作の副作用かもしれません。どんなものがあるのかを理解し対策を考えていきましょう。

投影

自分が抑圧している思考・感情・要素を自分ではなく相手が持っているように感じること

投影の例

「人を憎むのはいけないことだ」という信念の強い人は自分が人を憎んでいるという感情を受け入れられません。そんな人は「相手が憎い」という感情を消し去ることができない場合、相手が自分を憎んでいるように感じることでその感情を受け入れようとします。

  • 理由はわからないけれどあの人は私を憎んでいる

投影

投影は自分の受け入れがたい欲望や感情・要素を否認するところから始まります。自分の心を守るために自分の気持ちを相手の中に移してしまうのです。

自分の気持ちを相手の中に移してしまうことで自分が大切にしている価値観やルールを守り自分の心の尊厳を保とうとするのです。誰から「理由は分からないけど憎まれている」と感じる場合は、その憎しみが「自分の中に隠れている誰かを憎む気持ちかもしれない」という視点からとらえなおしてみると良いでしょう。

この傾向が強すぎる人は・・

ありのままの自分を受け入れ大切にして、自信を持って暮らすことができなくなってしまいます。状況に応じた正しい判断ができなくなって現在の状況を悪化させたり、不必要なトラブルを招いてしまうことも増えてしまうでしょう。

この傾向が強すぎる人は「なぜ、自分がその人の中にその感情(人間性、要素))を感じるのか?」について、根拠と反証、根拠の質につついて検討してみましょう。