手から伝えるメッセージの付録2
握手は初対面の人との体の触れ合いです。
ほとんどの場合、握手を除いて初対面の人と触れ合うことはないでしょう。
ですから握手をする時の力の入れ具合やと手を握っている長さなどは、初対面の相手に与える印象に強い影響を与えます。
たかが握手と思う人もいるかもしれませんが、握手をすると相手にその時の印象が残りやすいのです。
相手に与えて残すという点で、握手は強力な力を持っています。
握手は普通、初対面のと触れ合う唯一の触れ合うチャンスなので、そこから始まる人間関係を決定付けることになってしまうことさえあります。
「政治家の握手」と呼ばれる握手があります。
両手を使って、左手で相手の手の甲を覆ってしまう握手です。
多くの政治家は両手でする握手のほうが親しみが伝わると思っているようですが、大抵の人はこの握手に好感をもてません。
相手との間に友好関係を作りたいと思っているのであれば、このような相手に不快を感じさせてしまう握手は避けた方が良いでしょう。
手を繋ぐという行為は人の心に様々な影響を与えることを覚えておきましょう。
立ったまま、お互い正面を向いて握手をすれば、大抵の人は軽いスキンシップとして捉えられるのですが、隣に並んで手をつなぐと、二人の関係によって親愛の情を感じたり、恥ずかしさを感じたり、不快を感じたりします。
様々な文化によって程度や方法の差がありますが、人間にとって体の触れ合いがどれだけ大切かということを意識して暮らしましょう。
男同士、女同士、親子、恋人・・様々な関係で体の触れ合いが大切です。
体のふれあいの程度は、その人達の関係性の多くを伝えてくれます。
それまであった触れ合いの回数が突然に減少したら、それはお互いの関係が悪化し始めた兆しです。
関係を好転させたいのなら、握手を含めた体の触れ合いの回数を増やしてみましょう。
[cft format=1]
[cft format=2]