タイプに合わせてお願いしよう
人には色々なタイプがありますが、何かを依頼したりお願いしたりした時の反応に焦点をあてると、4つのタイプに分類することができます。
- ポジティブ&素直タイプ
- ポジティブ&合理タイプ
- ネガティブ&素直タイプ
- ネガティブ&合理タイプ
の4タイプです
タイプ別の代表的受け取り方
- ポジティブ&感覚タイプ
頼りにされてうれしいなぁ~。頑張って喜んでもらおう。 - ポジティブ&合理タイプ
この仕事本当に引き受けていいのかな?○○さんの意見を聞いてみよう。 - ネガティブ&感覚タイプ
引き受けてあげたいけど、わたいで大丈夫なの?かえって迷惑をかけてしまったらどうしよう。 - ネガティブ&合理タイプ
私なんかで大丈夫なの?なんで私を選んだのかしら?
お願いのポイント
- 「お願いする理由」を早めに伝えよう
合理タイプの人には特に大切です。
合理タイプの人は納得できないと引き受けてくれません。
早い段階で「お願いする理由」を明確に伝えておきましょう。 - 相手の名前を呼びましょう
「○○さんに」お願いしたいと、相手の名前を呼びましょう。
「誰でも良いわけではない」ことを名前を呼ぶことで暗に伝えましょう。
ポジティブタイプなら、名前を呼ぶことでやる気を出してくれるはずです。
ただし、ネガティブタイプの人には「○○さんに」と伝えることで強いプレッシャーをかけてしまうこともあるので注意してください。 - 問題になりそうなことをクリアにしておきましょう
お願い事を実行しようとする時何か問題が残っていると、ネガティブタイプの人には強いプレッシャーがかかってしまうので、次回からお願い事がしにくくなってしまいます。
また、合理タイプの人は段取りが出来ていないことに納得ができないので、やはり次回からお願いがしにくくなってしまいます。 - ネガティブタイプには自信を呼び起こす一言を付け加えましょう
ネガティブタイプは自信がなく、自分が引き受けることで余計迷惑をかけてしまうことを恐れています。
「大丈夫だよ」「困ったら○○さんがサポートしてくれるようにしておいたから」など、相手の自信を呼び起こすような一言を添えましょう。
- お願い事がうまくできなくても責めないこと
お願い事をした後、うまくできなくても責めないようにしましょう。
ネガティブタイプはもちろん、ポジティブタイプも同じです。
次回からお願い事を引き受けてくれなくなってしまいます。
お願い事がうまくできなかったのは、「以来相手の適正や実力を見誤った」「適切なサポート体制を提供しなかった」「適切な指示が出せなかった」「以来の仕方に問題があった」など、お願いした側に原因があるととらえましょう。
それを改善することで「お願い上手」なっていきます。
相手の失敗を受け入れられないようなら、最初からお願いするべきではないでしょう。 - 感謝を伝えよう
お願い事がうまくできたかどうかにかかわらず、お願い事を受け入れてくれたことに対して感謝を伝えましょう。
「○○さん、今回はありがとう。残念な結果になってしまったけれど、○○さんが引き受けてくれて嬉しかったよ。
今回のことで実力がついただろうから、次は期待してるよ」 - 合理タイプには自分で決断させよう
合理タイプは人の人は押し付けられるのが嫌いです。
自分で決めたと感じられるようにしましょう。
「わかりました。それなら○○さんならどうします」「わかりました。○○さんは良い方法を思いつきますか?」 - 感覚タイプには感情、合理タイプには裏付けを前面に押し出そう
感覚タイプは感情を前面に押し出して訴えることで共感が得られれば、理屈抜きで動いてくれます。
反対に合理タイプには裏付けになるデータや数字を用意してからお願いしましょう。
感情では動いてくれません。
タイプ別に反応やお願い事の仕方を工夫することはとても重要です。
ただし、一番重要なことは普段からの人間関係です。同じことを頼まれても、普段からの人間関係の状態によって相手の受け取り方が変わってくるからです。
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