5種類のペインスキーマ
「生きづらさ」を生み出すペインスキーマは5つに分類することができます。
- 人と関われない
愛されたい、守られたい、理解してもらいたい、受け入れてもらいたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分にはできない
有能な人でありたい、うまくやりたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 周囲が優先
自分の考えを大切にしたい、感情や考えを自由に表現したいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 悲観し追い詰める
自由に生きたい、楽しく生きたい、遊びたい、楽しみたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分が中心
自立した人でありたい、自分をある程度コントロールしたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ
第5のペインスキーマ
ペインスキーマの第5分類は「自分が中心」という状態を作り出すスキーマです。
このペインスキーマは「自律した人間になりたい」「自分をコントロールしたい」という本能的欲求が満たされなかった場合に作られます。
第5分類の具体的スキーマについて考えていきましょう。
特別者スキーマ
「自分は選ばれた特別な存在だ」「自分は他の奴らとレベルが違う人間だ」「自分は特別だからどんなことをしても良いのだ」「自分は特別者として扱われるべきだ」「自分は特別なのだから自分には特権がある」「自分は特別なのだから、他人を利用しても良いのだ」というスキーマです。
自分は特別だと考えているので、他者との折り合いをつけたりすることができません。
特別者スキーマを持つ人の自己防衛策
- 特別扱いが当然
周りに対して自分だけ特別扱いするように要求し、それが当然であるかのように振る舞います。
他者に持ち上げられると満足します。 - 平気でルールを破る
守るべきルールを平気で破り、自分だけは問題ないと平然としています。 - 他者を見下す
自分だけは他の人間と違って特別だと考えているので、他者を見下し馬鹿にします。 - クレームが多い
当然のように他者に要求し、それが通らないと激しくクレームをつけます。 - すぐに怒る
特別扱いされなかったり、咎められたりすると急に怒りだします。 - 特別扱いされない場所を避ける
特別扱いされないことに強いショックを受けるので、特別扱いされないと落ち込んみます。
そしてその場所を避けるようになります。 - 恥じる
そうした自分の言動について、心の底ではそんな自分を恥じているケースもあります。
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