質問してるのに・・
会話をリードし主導権を握っているのは質問をする側だということはすでに説明しました。
しかし質問しても会話がつづかないという人もいるでしょう。それはなぜなのでしょうか?そんな人は適切に質問できていない可能性があります。ここから適切な質問について考えるために質問の種類について考えてみましょう。
質問の種類
質問しているのに会話が止まってしまう場合、質問者が1の閉ざされた質問を多用していることが多いようです。
閉ざされた質問とは、相手が「はい」「いいえ」で答えられる質問、開かれた質問とは相手が自分の考えを言わなければならない質問の事を言います。
閉ざされた質問
質問者:海は好きですか?
相手 :はい(又はいいえ)
開かれた質問
質問者:どんな事をしていると楽しいですか?
相手 :趣味がドライブなので休みの日に…
開かれた質問2
時間をシフトしたオープンクエスチョンです。
- 昔好きだった~はなんですか?
- 今、一番~なものはなんですか?
- 時間があったら(将来)してみたいことはありますか?
限定質問
質問者:それをしている時は、どんな気分でしたか?
相手 :とてもワクワクして・・・
開かれた質問をする時、最初は言葉に限定する要素が少ない事が大切です。期間、場所、相手など限定する要素が多いと相手が話題を選べる範囲が狭くなってしまいます。会話が盛り上がってきたら少しづつ限定要素をつけて聞きたいことを聞き出すようにしましょう。
ポイント
- 会話を盛り上げていきたい時 → オープンクエスチョンを増やす
- 会話を切り上げたい時、結論を出したい時 → クローズドクエスチョンを増やす
- 相手をより深く理解したい時 → 限定質問を増やす
上記のように話の流れや目的によって質問の種類の頻度を変えることがコミュニケーションを快適にするために役立つでしょう。