強すぎる不公平な比較を調整しよう
強すぎる不公平な比較
出来事を非現実的な基準で解釈し、他者の良い所と自分の悪い所を比較する事。
不公平な比較をすることは決して悪い事ではありません。他者の良い面を見つけ、謙遜し、相手に敬意を払いながら、自分の成長する必要がある場所を知ることができます。しかし、この考え方の癖が強すぎると「自分に自信が持てない」「強烈な嫉妬や妬みを持ってしまう」「人生に夢や希望が持てない」「心地よい人間関係が築けない」「物事に積極的に取り組めない」etcなど様々な問題が生じてしまいます。
この傾向が強すぎる人は、以下の方法を試してちょうど良い強さに調整してみましょう。
不公平な比較を調整する方法
- 他者が自分より優れている人ばかりだということについて確信度を数値化してみましょう。
0~100% - その考えに影響された場面に伴う感情とその強度を数値化してみましょう。
0~100% - 自分や他者の行動にあてはめている判断基準を具体的に書き出してみましょう。
- 損益を分析してみましょう。
極端な視点から自己評価することでモチベーションは上がるでしょうか?
今の判断基準を使うことは現実的でしょうか?
判断基準に妥協することが怖いですか?
もし、妥協したらどうなると思いますか?
自分の厳格な基準にプライドを持っているのですか?
その基準に到達できず、自分自身を非難することになっても、そのプライドを守りたいのでしょうか?
今ほど極端な基準を使わないようにしたら、思考、気分、行動はどのように変化するでしょうか? - 極端な基準を支持する根拠と支持しない根拠の検討、及び根拠の妥当性に関する検討をしてみましょう。
この基準のせいで、何かを避けてしまうような事はありませんか? - 認知の癖の分類をしてみましょう。
- 連続法を使ってみましょう。
物事を0%から100%の連続的尺度でとらえることにしたら、どうなるでしょうか?
10%ごとに何か1つそれに該当する行動を記入していきましょう。
その行動について説明してみましょう。
平均的な人はその連続尺度上のどこに位置するでしょうか?
人間の行動には幅があるものですが、全範囲を対象に物事をとらえていませんか?
平均値を基準値としていないとしたら、それはなぜでしょうか? - その行動よりも悪い行動、良い行動、同等の行動には、どんなものがあるでしょうか?
- 基準値に満たない人がいたら、それは具体的に何を意味するのでしょうか?
そのような人がいたらどんなことが起きるのでしょうか? - 二重の基準法
誰もが自分と同じような見方をするのでしょうか?
もし、そうでないとしたら、それはなぜでしょうか? - ポジティブな側面について調査してみましょう。
自分(他人)のポジティブな側面を1週間記録してみましょう。
記録からどのようなことが分かるか検討してみましょう? - ポジティブな側面を認める
自分や他の人何かポジティブなことをする度に、自分自身やその人を褒めてみましょう。
褒めることでポジティブな行動が増減するかを検討してみましょう。