インフルーエンスパワー

自分の周囲の人間、自分が関わる組織の人間の力を最大限に引き出し最高のパフォーマンスを残すためには、自分がフルネスな状態を維持できるだけでなく、自分の周囲や自分が関わる組織の人間をフルネスに導いていく必要があります。

アクティベーションスキルには自分自身をフルネスにするセルフカレッジのスキルだけではなく、周りをフルネスに導くインフルーエンスパワーというスキルも存在するので、ここからはインフルーエンスパワーについて検討していきたいと思います。

共有する

自分だけでなく組織をフルネスに導くインフルーエンスパワーのアクティベーションスキルの第一は「共有する」というアクティベーションスキルです。自分の使命や理念、目標を組織のメンバーと共有できるようになると組織全体がフルネスの状態を維持しやすくなるからです。

そのために必要なこと
  1. 伝え続けること
  2. 同じ経験を積み重ねること
  3. 想像できるようにすること
  4. 新しい視点を提供すること
  5. 大義を理解してもらうこと

ここで注意しなければならないのは、使命や理念、目標が押し付けになってしまわないことです。組織のメンバーにはそれぞれの個性があり、これまでの経験も得意なことも考え方も異なっています。その「違いを受け入れる」ことなしに、自分の使命や理念、目標を組織のメンバーと共有することはできないからです。

共有

個の違いを受け入れメンバーの人間性・能力などを認めた上で、自分の使命や理念、目標を伝えなければ、いくら伝え続けても、その内容が素晴らしくても心の溝が生まれて同じ経験を積み重ねることはできないでしょう。組織のメンバー1人1人の個性を尊重し、違いを受け入れながら1から5を心がけていくことで、自分の使命や理念、目標の共有を目指しましょう。