主張と自信
腕を使うことで言いたいことを強調しながら縄張りを主張することが多くあります。
これは相手と意見が合わない時などに使われるノンバーバルです。
例えば頼みごとをして、それを受け入れてもらえない時などは、両腕の位置を大きく広げてテーブルの上に置いたりします。
それでも相手が受け入れてくれなければ、自分の意見を主張しながら腕はドンドン広がっていくでしょう。
このような腕を広げる動作は、人が優位な立場を保ちながら自分の意見を主張したい時のノンバーバルなのです。
自分の意見を主張する時、おとなしい人は腕を体につけたままで話すのに対して、自信がある人、権力がある人、自分をタフだと思っている人、興奮している人などは腕を大きく広げて意見を主張します。
また、会議の席などで広い場所を占有している人は、その会議でのプレゼン内容に大きな自信をもっていると考えられます。
腕を広げるノンバーバルはとても正確なノンバーバルです。腕を広げることで「私には自信がある」と周囲に宣言しているのです。
反対に椅子に大きく腕を広げて広い場所を占有していた人が、質問された途端に腕を引っ込めてしまうような場合は、質問への回答に内容に自信がないことを表していると考えられます。
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