チームを組んで反対意見を減らす

同調圧力を使って説得する

強引なやり方ですが相手一人を説得するために同調圧力を使うことがあります。相手を説得する前に根回しをして説得ないようについて同意を取り付けておくことで相手を同調せざるをえない状況に追い込む方法です。

例えば自分を入れて10人で会議をする予定だとします。その中にどうしても説得したいキーパーソンが場合、会議の前に根回しをして8人から会議の中で提案に賛同してもらえる約束を取り付けておきます。そして会議が始まって自分の提案が議題に上った時、説得対象以外の人たち全員が提案に賛同するという状況を作り出します。相手は強烈な同調圧力を感じてしまうので、自分の考えが、その提案に対立するものであったとしても、言い出すことができなくなったり、提案に同意してくれる確率がグンと上がります。とても重要な内容で、相手が決定に関するキーパーソンにあたる場合は、こういう方法を使う場合の少なくありません。

会議の前にキーパーソン以外のすべての人から同意を取り付けることはかなり困難な作業ですが、今回の提案以外での利益を供与したり、その他の提案で、その人に協力をしたり・・様々な駆け引きをすることでキーパーソンを少数派に追い込んで、有利に話し合いを進めます。この場合自分の提案が通るかどうかは会議の前の活動による影響が大きいのです。

不公平

多数派工作をしても意見の変わらない人もいるでしょう。しかし自分の意見だけがまわりと異なる状況で自分の主張を通すためには強い信念が必要です。多くの人はこうした根回しで説得することができるでしょう。相手の信念が強く、この方法が通じない場合は、その人の信念がどんなものであるかを理解し、その信念に敬意を払い認めた上で、自分の提案が、それ以上に有効であることを伝える必要があるでしょう。