行動のパターンと感情、心の状態の関わり

ある状況や環境になったり、何かの出来事に出合った時の人の行動パターンには癖や習慣があります
ですから、何か問題が起きた時、どう対処するかというのはパターンとして大体決まっていて、そのパターンでうまく対処できない時はそのパターンを激しく繰り返すという対応(反応バースト)がほとんどです。

反応バーストの例

  • 缶コーヒーを買おうと自動販売機にお金を入れてボタンを押しても缶コーヒーが出てこない時ボタンを連打する
  • 仕事が溜まってきら、仕事のスピードを上げて目の前の仕事をこなそうとする
反応バースト

焦って目の前の仕事をこなし続ける。
効率よりも行動派!!

しかし、その問題がそのパターンで解決しないときは、それまでの習慣や癖からくる対応とは違った行動をとる方が効果的に問題を解決することができるものです。上の例ではボタンを連打するより、管理会社に電話した方が早いかもしれませんし、仕事も重要な仕事から順番に片づけた方が効率が良いかもしれませんね。

問題解決が上手い人は、何か問題が生じた時に何通りかの対応方法を考えだし試すことが上手いのです。
まずは、問題が起きた時、自分がどんな行動をとっているかを知り、別の行動パターンはないかを検討する習慣を身につけましょう。

行動パターンが変わると結果が変わってきます。
結果が変わると気分が変わり、頭に浮かぶ考え(自動思考)も変化します。

行動変換記録表を使いこなして問題解決力をUPしましょう。

別の行動パターンを見つけるためにブレイン・ストーミングをしよう

ブレイン・ストーミング」は、新しいアイデアを出したり、新商品や新企画を考えだす時に良く用いられる方法です。

ブレインストーミング

相手の意見を否定せず、思いついたらとりあえず口にしましょう!!

人は考えを口に出す前に、「こんなこと言ってもなぁ」「それはできないよ」「こんなこと言ったら馬鹿だと思われる」・・など恥をかいたり、嫌な思いをしないように思考を選別してから言葉にするものです。

この方法は、良好な人間関係を保つのには役に立ちますが、新しい考えを産み出すときは邪魔になります。
人には思考のスイッチのようなものがあり、営業マンが良く使う

  • 「イエスセット」(同意できる簡単な投げかけを繰り返すことで目的の提案を受け入れやすくさせる)
  • 「ノーセット」(同意できない簡単な投げかけを繰り返すことで、目的通りノーという反応を引き出す)

なども、そのスイッチを利用したものです。

ですから、新しい考えやアイデアを出すときは、とにかくたくさん出すことで、考えやアイデアを出すスイッチをオンにすることで、バラエティーに富んだ考えやアイデアが出るのです。

ブレイン・ストーミングでは、「質より量」を重視し、思いついたことは全て言葉にします。
そして、出てきた考えやアイデアを後から一定の基準(例えば、実行コスト、時間、面白さなど)で選別するという方法です。

何名かでやるときは、他者の考えやアイデアは絶対に批判したり判断したりしないでください。
ブレイン・ストーミングの最大のポイントは後から選別するということです。途中で批判したり判断したりすると、「考えやアイデアを出すスイッチ」がオフになり出にくくなってしまいます。
上手にブレイン・ストーミングを利用して、新しい行動パターンを考えてみてください。

「行動変換記録表」

認知行動療法-行動変換記録表
5:代替思考の案出シートのダウンロード