人の表情を読み取るために様々なことを学んでいると、自分がどんな表情をしているかをわかっていることが、とても大切なことだと気づくはずです。
あなたの表情はあなたがどんな人かを伝える大事な情報源なのです。
相手が初対面の場合は、ほとんどの人が顔を見て瞬時に好きか嫌いかを決めるのです。
この世に生まれた瞬間から感情や判断の基準になっているのは、人の顔に浮かぶ表情なのです。
小さな子どもは何かをしようとした時の母親の表情を見て、「これはしてはいけない」「これはしても良いんだ」と学んでいくのです。

大人の表情や声の調子を観察することで、赤ん坊は生後10ヵ月くらいまでに相手の感情を理解し自分の行動を決める術を身につけるといわれています。
他者の態度を参照するこうした人づき合いの方法は、大人も毎日知らないうちに実践しています。
不機嫌な顔、心配ごとを抱えている顔、嬉しいの期待の顔・・・毎日みるたくさんの顔はすべて判断の参考資料になっています。
そして周囲の人たちもあなたと同じように、あなたのの顔をいつも観察し、その感情を読み取ろうとしているのです。

自分の表情は周囲の人たちにどんなメッセージをを伝えているのかを意識してください。
わずかに上がった口角などのリラックスした表情は好感をもたれます。
大半の人は親しみやすく包容力がある、賢くて楽しい人と感じます。
もし普段から額にしわを寄せ、ロ角を下げてしまっているとしたら、あなたの人間性とは関係なく攻撃的でライラした、精神不安定で陰気な人と思われてしまいます。

自分の表情を常に意識しましょう。元気がないと感じたら、すぐに微笑みを浮かべましょう。
その他のノンバーバルも駆使して開放的で社交的な印象を与えるよう心がけましょう。