心理カウンセリングで過去を振り返る必要と意味はあるのでしょうか?また、なぜしないといけないのですか?
心理カウンセリングの時、必ず過去を振り返えらないといけないわけではありません。
過去を振り返る時には、目的もって振り返えりますが、ご相談者によってその目的は異なってきます。
例えば「経験の見直しによる思い込みや自己内ルールからの解放」「自分を幸せにするためのスキルの習得」「過去の失敗体験から学ぶ」「過去の傷ついた自分を癒す」など、様々な目的があります。そしてその過程で何度も自分の存在を実感していくことで、自分という存在を明確にして主体性を育くむことができます。
人はこれまでの経験から必要な価値観や考え方、物事の受け止め方、環境への反応の仕方などを身に付けています。
そして過去を振り返るのことで、習慣化した反応パターンに気づくことができます。
それが反応パターンが現在の相談内容に悪影響を与えていることがわかれば、新しいスキルや受けとめ方、反応パターンを身に付けていくことで、問題を解決したり解消していくことが出来るようになっていきます。
過去を振り返ることで、これまで自分で気づいていない、力や能力・スキル・才能、ストレスフルな状況や過酷な状況の中で生き抜いていく力や回復力に気づくこともできます。
確認することで自分への理解が深まって、過去の出来事の中から新しい何かを見出すこともあれば、今までの人生に新たな意味を見いだしていくことにもつながります。
心理カウンセリングでは、ご相談者の状況や体ご希望に合わせて面談を進めていくので、過去を振り返ることが相談者助けにならないと判断した場合や、ご相談者が望まない場合は過去を振り返ることもしません。