なだめ行動
防御反応(固まる、逃げる、戦う)が必要な状況の後、人は必ず「なだめ行動」をします。
なだめ行動とは危険や不快な出来事の後、気持ちを静めるための行動だからです。
自分の心身の状態を通常に戻すきっかけとして行うのです。
反対に言えば、相手を観察してなだめ行動を見つけることができれば、相手の心の中に起こった、怒り、不快、緊張などの感情に気づくことができるようになり、その気持ちが強くなる前に労うことができるようになります。
不必要なトラブルを予防することにつながりますし、ひいては相手の考えや価値観を上手に理解し、良好な人間関係を構築することにもつながります。
頭や顔を使うなだめ行動
頭に触れるなだめ行動
- 髪の毛をもてあそぶ
- 頭を掻く
顔をに触れるなだめ行動
- 額を撫でる
- 唇に触れる
- 唇をこする
- 唇をなめる
- 耳たぶを指でつまんで引っぱる
- 耳たぶを指でつまんで引っぱる揉む
- 頬を膨らませて(からゆっくりと息を吐く)
頭を隠すなだめ行動
周囲に何もない時は頭をできるだけ見えなくしようとします。
肩を持ち上げて頭を下げる「カメの首」というノンバーバルです。
自分が弱い存在だと感じている人(虐待を受けた経験がある人、いじめににあった経験があるなど)は、このノンバーバルを良く使います。
自分の身に危険が迫ったと感じると、このノンバーバルをして目をそらします。