問題の分類・分解シート

問題が発生した時に問題をできるだけ小さく分解し、解決できることから手を付けていく方法を問題解決法といいます。

問題解決法を身に付けると「何から手をつけたら良いのかわからない」という状態がなくなるため問題に圧倒されてしまうこと無くなります。しかし問題解決法の一番のポイントである「問題を分解する」という作業がうまくできない人が多いようです。そんな人は「問題の分類・分解シート」の使い方をマスターしていただくと良いでしょう。

問題の分類

問題は下記のように分類することができます。

  1. 変化させられるもの、コントロールできるもの
  2. 予防できるもの
  3. どうしようもないこと(天気、過去、他の人の行動、考えなど)

どうしようもないことは後回しにして1、2から取り組み始めましょう!

問題分類・分解シート

問題をレベル分ける

問題を分類したら、その中でも問題をレベル分けして簡単なものから扱います。

また、その問題の原因がA:自分、B:他人、C:環境などのどれに属するのかもつかんでおきましょう。NL(ノードレベル)は、問題の親子関係を把握するために階層番号をつけて関係性を把握します。

分類例

ノードレベル 分類 属性 難易度
NL1-人間関係がうまくいかない ③どうしようもない
NL2-緊張する ③どうしようもない
NL3-人が怖い ③どうしようもない B:他人に属する
NL4-人の優しさを探す練習をする ①コントロールできる B:自分に属する LEV6
NL4-リラックスの練習をする ①コントロールできる B:自分に属する LEV2
NL3-自分に自信がない ③どうしようもない
NL4-自分の良いところがわからない ①変化させられるもの A:自分に属する
NL5-短所とセットになっている長所を
発見する練習をする
①コントロールできる A:自分に属する LEV8
NL5-人に自分の長所を聞いてみる ①コントロールできる A:自分に属する LEV7

NL(ノードレベル)は、問題の親子関係を把握するために階層番号をつけて関係性を把握します。
LEVは問題の難易度をLEV1~LEV10に段階的に分類します。

変化させることができたり、コントロールできる、自分に属する問題で、レベルの低い(取り組みやすい)問題から問題解決法を使って取り組んでいきましょう。