認知行動療法を効果的に行うためには

  • 長期的な最終目標の設定
  • 認知行動療法導入初期の目標の設定
  • 認知行動療法導入中期の目標の設定
  • 認知行動療法導入終期の目標の設定

を、それぞれ明確にすることが必要です。

注目・注意(小)目標が決まることで毎回のカウンセリングを計画し、定型化することができるからです。

カウンセリングの経過に合わせて段階的に目標を設定しておくことで、相談者とカウンセラーが、今、どんな目的で、どんな事に取り組んでいるかを共有しやすくなるので、どんな狙いを持って、どんな取り組みをするのかを具体的に設定しやすくなるのです。

また、毎回のカウンセリングを定型化することで、相談者がカウンセリングの中に、今は何をしている時間なのかを把握しやすくなるので、その回のカウンセリングで設定された相談項目に集中しやすくなるのです。

相談者とカウンセラーが協力しあって定型化されたカウンセリングを繰り返し経験していく事で、相談者が問題整理の手順、目標設定の方法、取り組み課題の実行と評価という問題解決のテクニックを体験的に身につけていくことができるようになるのです。

棒グラフ

目標をしっかり設定してから・・

認知行動療法によるカウンセリングを効果的に進めるために

  • できるだけ早い段階で最終目標、初期の目標、中期の目標、終期の目標を明確にすること
  • 目標に合わせてカウンセリグを計画できるようにカウンセリグのプランニングを行うこと
  • 設定された目標を相談者とカウンセラーが共有し、それを実現するための具体的な課題を相談者とカウンセラーが協力してクリアしていくこと
  • 相談者が毎回のカウンセリング中に、今何をしているのかを把握しやすいようにカウンセリングが定型化されていること

が大切です。