認知の癖を見直そう!

認知の癖

同じ出来事でも、思考の癖の影響からフルネスにつながる捉え方ができる人もいれば、アンフルネスにつながる捉え方をする人もいます。1度身につけた癖(ベーシックプレジャー、ルールなど)を、点検したり見直したりすることは通常ありません。認知療法を取り入れることで認知(思考)の癖を見直して、出来事の意味づけを変化させることができます。認知の癖はこれまでの経験から後天的に身につけたものですから大きな個人差があります。

日本でずっと暮らしている人がが、なぜ車両が左車線を走らなければならないかを考えないのと同じように、一度身につけてしまうと、それ以上考えないことで判断スピードをあげているからです。もちろん、現在の考え方の癖が自分をフルネスに導いたり、様々な向上をもたらすものであればそのまま使い続ければ良いのですが、過去の環境や状況、自分の能力では役に立っていた考え方の癖でも、年齢を重ね、環境や状況、自分の能力が変化することで自分を傷つけたり、チャレンジを妨げるようになってしまうことも少なくありません。

頑張っているのに物事がうまく進まない、アンフルネスな状態が多いという時は、認知療法を使って現在の考え方の癖を再点検してみましょう。必要があればそれらを見直し、現状を改善したり、目標への後押しをしてくれるもの、自分をフルネスへと道びいてくれるものへと変化させてみましょう。

気づいた・閃いた女性自分の現在の認知の癖を知って、見直すことで自分をフルネスに導くことが上手になります。

メンタル・トレーニングで用いる認知療法は、自分自身をアンフルネに陥れる癖を見つけ、フルネスに導くパターンを見つけるスキルを向上させ、そのスキルを定着させていくことが目標になります。

(認知療法については、別途解説します)