ワーク53:イージースキーマを定着させよう
イージースキーマを定着させるためには「繰り返し」の作業が必要です。どんなイージースキーマにするかを決めても、何年も、何十年も繰り返し使ってきたペインスキーマをすぐに置き換えることはできません。どんなイージースキーマに置き換えることにしたのかを繰り返し思い出せるように工夫しましょう。
イージースキーマを定着させる方法
- イージースキーマを書き出したものを持ち歩きましょう
携帯のメモ、単語帳、ノート、カード、画像など、どんな形でもいいですから、書き出したイージースキーマを持ち歩いて、いつでもどこでもペインスキーマが活性化したと感じたら、イージースキーマを確認できるようにしておきましょう。 - 時間のあるときにイージースキーマを読み返そう
少なくとも1日10回以上は書き出したイージースキーマを書き出したものを眺め、読み返し、イージースキーマが定着した自分について考えましょう。
- 少し時間が取れるときはワーク51(自己内対話のワーク)を行いましょう。
ワーク51を頭の中、あるいは実際に椅子を使って行いましょう。 - 新しいイージースキーマを思いついたら書き留めましょう。
より心にシックリとくるイージースキーマを思いついたら書き出しておきましょう。
今の自分にとってよりシックリとくる、ワクワクする、受け入れやすいイージースキーマを作り上げていきましょう。 - 手に入れたいイージースキーマを持った人とできるだけ多くの時間を過ごしましょう
手に入れたいイージースキーマを持った人と共に行動し、多くの時間を過ごし関わることで、その人の言動を観察し真似てみましょう。
可能なら「なぜそうした言動を取ったか?」を聞いて、その人の思考パターンを理解し、真似て自分のものにしていきましょう。
このワークを毎日続けましょう。
最初はいくらイージースキーマを思い出しても、すぐにペインスキーマが表に出てくるでしょう。
それでも繰り返し思い出してください。
次第にイージースキーマが定着していきます。
最初の3ヶ月、半年、1年ぐらいはペインスキーマの強力さに圧倒されそうになるかもしれません。
しかし、1年も毎日繰り返せばペインスキーマとイージースキーマの力が拮抗してきて、次第にイージースキーマの力が強力になっていきます。
3年もすればイージースキーマの力が優勢になって、気付いたらイージースキーマが「当たり前のこと」に感じられるようになるでしょう。
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