5種類のペインスキーマ
「生きづらさ」を生み出すペインスキーマは5つに分類することができます。
- 人と関われない
愛されたい、守られたい、理解してもらいたい、受け入れてもらいたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分にはできない
有能な人でありたい、うまくやりたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 周囲が優先
自分の考えを大切にしたい、感情や考えを自由に表現したいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 悲観し追い詰める
自由に生きたい、楽しく生きたい、遊びたい、楽しみたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ - 自分が中心
自立した人でありたい、自分をある程度コントロールしたいという本能的欲求が満たされなかった時に生まれるスキーマ
第2のペインスキーマ
ペインスキーマの第2分類は「できない自分」という状態を作り出すスキーマです。
このペインスキーマは「有能でありたい」「色々なことをうまくやりたい」という本能的欲求が満たされなかった場合に作られます。
第2分類の具体的スキーマについて考えていきましょう。
失敗スキーマ
「自分は何をしても失敗する」「自分はこれからも失敗し続けるだろう」というスキーマです。どんなことも「失敗」に結びつけて考えてしまいます。
失敗スキーマを持つ人の自己防衛策
- 自分を卑下する
自分のしたことを全て「失敗」と考えてしまうので、自分に絶望し自分を卑下します。 - チャレンジを避ける
自信がなく、何をしても失敗して辛い思いをするだけだと考えてしまうので、新しいことへのチャレンジをできる限り避けようとします。 - 先延ばしにする
何かしなければならないことがあっても失敗が怖いので、なかなか取り掛かることができません。
やるべきことを先延ばしにしたり、放棄してしまうこともすくなくありません。 - 最後までやり遂げられない
時折、「今度こそは・・」と突然張り切って新しいチャレンジを行うのですが、小さな失敗にとらわれてやる気を消耗してしまうため、最後までやり遂げられない傾向があります。