コーピングのコツ
コーピングはストレスに対する対処のことです。
ある程度の年齢になれば、自毎日のストレスから自分を守るために自分なりのコーピングを持っているものです。
ストレスへの強さ≒コーピングレパートリー(コーピングの選択幅の広さ)
といわれていますが、ここに加えて「コーピングの順番」というポイントを意識することも大切です。
格闘技でも、戦隊ヒーローもののテレビ番組でも、いきなり「必殺技」を出したりはしないものです。
敵が強い場合、小さな技で相手を少しずつ弱らせて、「ここぞ!!」というときに必殺技を出して相手を仕留めるのです。
ストレスに対するコーピングも同じこと!!
弱いストレスなら自分の得意なコーピングをひとつ使うだけでストレスから解放されるかもしれません。
しかし、強いストレスに対処する場合は、いつも使っているコーピングを行ってみてもストレスにうまく対処できないものなのです。
こんな時は、小さなコーピング(すぐにできる、ちょっとだけ効果がある)コーピングの幾つかを繰り返し行って、ストレスが「少し減ってきたな」と感じたときに、いつもの得意なコーピングを行ってみましょう。
強いストレスを少しづつ緩和して行って、それから高い効果を見込めるコーピングを行ってみるのです。
ストレスが強いうちはいつものようなコーピングを行っても効果を得られないこともあるので、そういう場合は焦ってしまうものですが、小さなコーピングを上手に取り入れることで対処できるようになるはずです。
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