ワーク19:自動思考を川に流そう
イメージワークをやったことがあるでしょうか?
最初は少し難しいと感じるかもしれませんが、慣れてこればイメージの中で自分の思い通りに自由に振る舞えるようになってきます。
まずはイメージをイメージする練習が必要です。
イメージワークのポイント
イメージをする際の基本要素は
- 視覚
- 聴覚
- 身体感覚(味覚、匂い、皮膚感覚など)
があります。
1~3を順番にできる限り、詳細に丁寧にイメージしていきましょう。
このワークでは川と葉っぱが流れてくる様子をイメージしてください。
近所の川の風景を使えば思い出しやすいでしょう。
また、自分が好きだと思える川の流れの風景をインターネットなどで探してそれを良く目に焼き付けてから行うのもオススメです。
イメージの内容
「ステップ1」
河原に一人で体操座りをしながら目の前に流れている川の流れを眺めているところをイメージしましょう。
川幅は広めでゆったりとした流れの川です。川の流れをなんとなく眺めているとあなたはあることに気がつきます。
川の上流から緑色の葉っぱが1枚、また一枚と少し時間を空けて次々と流れてくるということです。しばらく、そのイメージを続けてください。
「ステップ2」
今度は流れてくる葉っぱを見ている自分の自動思考に意識を向けてみましょう。
自分にどんな自動思考が浮かんでくるかを見つけて、その自動思考を流れてきた葉っぱの上に放り投げてみましょう。
今日はコントロールがとてもいいので簡単に葉っぱの上に乗せることができます。
葉っぱはドンドン流れてきます。次々と湧いてくる自動思考をドンドン葉っぱの上に放り投げて流してしまいましょう。
例
「川の流れを見ていると雄大な気持ちになるなぁ〜」(これが自動思考だから)これを葉っぱの上に放り投げて・・「毎日仕事では細々としたことばかりだから・・」これを葉っぱの上に放り投げて・・「少し冷たいけど気持ちいいなぁ〜」これを葉っぱの上に放り投げて・・
このワークでは川の流れと流れてくる葉っぱをひたすらイメージし続けることが大切です。
イメージをしていると川の流れが止まってしまったり、大きなゴミが流れてきたり・・イメージが中断してしまうこともありますが、そんな時は気を取り直して「一番最初のイメージに戻って」イメージしなおしてみましょう。
このイメージワークを通して自動思考を見つけてはゆっくりと手放していく感覚に磨きをかけてください。
このワークはマインドフルネスのワークではとても有名なワークです。
「こんなことしてなんになるの?」と思う人も多いでしょうが、あれこれ考えるのではなく「マインドフルネス」の感覚を味わうことでマインドフルネスに関する理解を深めることを優先してください。
マインドフルネスの感覚が身についてこれば、ワークをすることに対する疑問の答えは自ずと見つかってくるはずです。
まずはマインドフルネスの感覚に磨きをかけていきましょう。
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