生理的に嫌いな人との付き合い方
中には特別な人もいるので全員がそうだとは言いませんが、ほとんどの人には「ただなんとなく嫌い」「生理的に嫌い」という人がいるものです。理由はないけれど、やっぱり嫌い、どうしても無理という人です。嫌いな相手をなぜ嫌いなのかを考えるのも面倒くさいので「生理的に」という言葉を使う場合や、外見が苦手という意味の場合も多いようです。(外見が理由の場合の対処法についての対処法については今回触れません)
生理的に嫌いになるのは・・
- 自分が持っている嫌な部分を相手が持っていて、それを通して自分の嫌な面に目を向けなければならなくなってしまう場合
- 自分が嫌いな人と共通する要素を持っている
- 自分が思い出したくないことを思い出させる
- 自分が我慢していることをさらっとやってのけたり、自分が手に入らないものを持っている
といった理由があるようです。
これらは自分が辛い思いをしないように自分を守る防衛本能です。「生理的に」という言葉を使うことで、それらについて考えるのを考える事をやめてたり、認めずに済ませてしまおうとするのです。
生理的に嫌いな人とうまく付き合うために
- 自分が何を認めたくないと思っているのか?
- その人を誰と重ね合わせようとしているのか?
- 自分は何を思い出したくないのか?
- 相手が何を持っていて自分が何を持っていないことに嫉妬しているのか?
などを冷静に分析して客観的にとらえ直してみることが役立つことが多いようです。
- 生理的に嫌いな人の特徴をリストアップしてみましょう。
そしてそれがその人本人の特性からくるものなのか、上記の1〜4のような自分の心の中の問題からくるものなのかをよく考えてみましょう。 - その人の長所、尊敬できる部分、自分と共通することなどについてリストアップしてみましょう。
仕事などで無理に付き合う必要がないのなら、相手を「生理的に嫌いなまま」でも良いでしょう。しかし、仕事で上司になった、パートナーになった、近所付き合いをしなくてはいけないetc・・どうしても付き合わなければならない場合は、これらの手続きをすることで、嫌いな理由を明確にし、相手を好きになるできる要素を探すようにしてみましょう。
相手を嫌いなまま付き合わなければならないのはとてもとても苦しいことです。こうした作業を通して心の負担を少しでも軽くしてあげてください。