腕を引っ込める
動揺した時、怯えた時、恐くなった時、困惑した時などに、人は瞬間的に腕を引っ込めます。
あるいは腕をまっすぐ両脇につけたり、胸の前で腕を組んで動かなくなります。これは(動物として)危険を感じた時に身を守るために身につけた動きです。
このような仕草は体を保護しながら、自分から攻撃しない立場を伝えています。
言い争っている最中に手を伸ばしてしまうと、相手は殴りかかられるのではないかと感じてしまうため、戦闘に発展してしまう恐れがあるからです。
また、自分に痛みなどの不調がある時も同じような仕草をします。
例えば胴体や腕にケガや痛みがあると、腕の動きを抑制することが多いのです。
痛みのある箇所へ腕を引っ込めることもあります。
激しいお腹の痛みを感じた時、腕を引いてお腹をさえた経験を多くの人が持っているのではないでしょうか?
腕を引っ込めることで、
- 自分を保護する
- 自分を抑制する
- 相手に攻撃の意思がないことを伝える
- 腕の動きを抑制することで不調な部分への刺激を軽減する
- 不調な部分に触れることでケアしようとする
などの意図があるのです。
[cft format=1]
[cft format=2]