アクティベーションスキルの基盤セルフカレッジ8
「楽しむ」というアクティベーションスキル
楽しい感情はフルネス・ステートを維持するためには重要な感情です。
まずは現状を把握するために、取り組むべきことの中で「自分がどんなことを楽しいと思うのか?」と「自分はどんなことが楽しくないのか?」をリストアップしてみましょう。そして楽しくないことが「どうしたら楽しくなるのか?」を考えてみましょう。
①「楽しいと感じること」、「楽しいと感じる瞬間」をリストアップ
- 取引先の対応がとても丁寧だった
- 新入社員が男前(可愛い)だった
- 会議で意見を言えた
- ボーナスが出た
など些細なことも含めてみんな書き出しましょう。
②リスト分析
このリストを分析して新しいアクティベーションスキルを実践してみましょう。
結果に依存している「楽しい」に×をつける
結果に依存したことを楽しいと感じることが多いことに気づくでしょう。望んだ結果がでると誰もが楽しいと思うでしょう。しかし結果に依存した「楽しい」は不安定で、しかも自分でコントロールできないので、結果に依存した楽しいが多い人は、アンフルネスに陥りやすいのです。結果に依存した「楽しい」が多い人は、結果によってフルネスになったりアンフルネスするため、結果に振り回されていることになり、結局、結果がでる確率を下げることになってしまうのです。
他者に依存している「楽しい」に△をつけ、自分で創れる「楽しい」に〇をつける
自分で創れる「楽しい」が意外に少なく、他者に依存している「楽しい」が多いことに気づくでしょう。しかし他者に依存する「楽しい」が多いとこれもアンフルネスに陥りやすいのです。なぜなら他者は自分の思ったようにふるまってくれるとは限らないからです。つまり他者の気持ちや行動に自分の心の状態を振り回されることになってしまうということです。
自分で「楽しい」を創りだせるスキルを持っていることが自分をフルネス・ステートに導き、維持するためには重要なのです。
記入例
楽しいことリスト |
|
結果依存の楽しい=× 他者依存の楽しい=△ 自分で創りだせる楽しい=◎ |
|
楽しいこと |
チェック |
部長に褒められる パチンコで勝つ 新しい入浴剤を使ってお風呂にゆっくりとつかる |
△ × 〇 |
「自分で「楽しい」を創りだすスキル
自分で「楽しい」創り出すスキルを向上させるために、「どうしたら楽しくなるか?」を考え、工夫する習慣を身につけましょう。
もちろん、どうしても楽しいと感じられないこともあるでしょう。しかし中には工夫次第で楽しくなることもあるはずです。まずは今楽しくないと感じていることをリストアップしてみましょう。
楽しくないことリスト |
|
楽しくないこと |
どうしたら楽しくなるか? |
ダイエットのためのジョギング |
可愛いジョギングウェアを買ってこよう 風景のきれいなコースを探してみよう 3週間続いたらご褒美にビトンの財布を買おう タイムを計って記録をつけよう |
始めのうちは、うまく行かないかもしれません。しかし、「うまく行かないから無理だ!!」と決めつけるのではなく、改善しながら繰り返していきましょう。人の楽しみ方を聞いてみて参考にしてみるのも良いでしょう。
計画 → 実行 → 改善 → 実験