行動実験の準備をしよう
行動実験の準備として最初にすることは行動実験の対象になる場面のリストを作ることです。
行動実験に慣れてくるとリストがなくても対象になる場面を見つけて実行できるようになりますが、最初は「いつ」「どこで」「どんな」行動実験するかをリストとして書き出して、あらかじめ計画しておいた方が良いでしょう。
どんな場面を行動実験の対象にするかは、
- 苦手な場面であること
- 新しい考えや取り組みを実験する難易度が適度であること
を考えながら書き出していきます。
行動実験の目的は習慣化いる考えや行動と異なる別の思考や行動を行うと、いつもと違う気分や結果が起こるという体験することです。
ですから、ネガティブな感情や思考に陥ってしまう場面を選んでリストにするのですが、難易度を考えずに場面を選んでしまうと、新しい考えや取り組みを実行する事ができなくなってしまうので行動実験が行えなくなってしまいます。
そして、最悪の場合、行動実験に取り組む意欲をなくしてしまうので、難易度を考慮に入れながら行動実験を行う場面を慎重に選び出すことはとても重要な作業になります。
リストの作成手順
- 困難な場面を思いつくまま書き出しましょう。
- 困難な場面の階層表を作成しましょう。
難易度付のリスト:レベル1(少し困難)〜レベル10(非常に困難)10に分類しましょう。 - 階層表を見ながら行動実験を行う場面を特定しましょう。
レベル1〜2程度からスタートしましょう。
ある程度気持ちに余裕を持って取り組めそうな場面を選びましょう。
レベル1の場面で望ましい結果を得られるようになったら次第に難易度の高い場面に挑戦していきましょう。