行動は学習することで変化する
「性格のせいだ!」と思っていませんか?
- ツイツイ望まない行動をとってしまう
- どうしても〇〇できない
望まない行動をとってしまったり、どうしてもしたいことができなかったり・・・このような行動の選択は生まれつきの性格が原因だと思っている人は多いようでうです。しかし、行動習慣のほとんどは生れた後の学習によって定着し習慣化されているものです。
行動のて定着習慣化
行動は学習することで変化する
行動は学習することで変化します。そのプロセスには以下の2つのパターンが存在します。
- 特定の刺激を受けると、その刺激をきっかけにして、何かの行動を選択して実行します。その時、
☆嫌なことが減る、あるいは無くなる(不快の減滅)
☆好きなことが増える、あるいは生まれる(快が増生)
が起きた場合、その後その行動を選択することが増加して、やがては行動習慣(癖、条件反射)として定着していきます。 - 特定の刺激を受けると、その刺激をきっかけにして、何かの行動を選択して実行します。その時、
☆嫌なことが増える、あるいは生まれる(不快の増生)
☆好きなことが減る、あるいは無くなる(快が減滅)
が起きた場合、その後その行動を選択することが減少して、その行動を「選択しない」という行動習慣(癖、条件反射)として定着していきます。
このような経験を通して行動が淘汰されていくプロセスを「学習」(オペラント学習)といいます。認知行動療法では、このオペラント学習を積極的に活用して好ましい行動を増加させ、好ましくない行動を減少させていきます。