受け入れることを練習する
物事は2種類に分類することができます。①コントロール(変化)できること、②コントロール(変化)できないことです。
①については創意工夫し変化させること、自分なりのコントロール法を見つけることは大切でしょう。 しかし②については、どんなに頑張っても、どんなに努力してもコントロール(変化)させることができないわけですから、受け入れることができるようになることが大切です。 ですから②の問題が生じた時、どうしても受け入れられない人は自分を批判したり破局的に考えたりするのではなく、不利益を最小限にする工夫をし「それらの問題を受け入れる」練習をしていく必要があるでしょう。
練習方法
- 「受け入れる事を練習する」を使って、心配事や実際に起きた出来事を書き出しましょう。
※予測や解釈、判断、解決をしようとしないでください。 ただ書き出しましょう。 - 1をそのまま受け入れた場合の利益と不利益を考えてみましょう。
- 現在、心配だけど受け入れていることとそれを受け入れられた理由について書き出してみましょう。
- 受け入れるためにどう考えたらよいのかを検討してみましょう。
記入例
それでもモヤモヤする人は・・
- 心配する事で悪い事が起きるのを防いでいるのだと感じている人もいるでしょう。 そんな人は、心配することをやめると問題が大きくなるように感じるかもしれません。 そんな時は、「解決しようとする事」と「受け入れること」についての利益と不利益を書き出し分析してみましょう。 また、「これまでの人生で無意識に受け入れ、それが利益をもたらしたことがあるのではないか」ということについて考えてみましょう。
- 自分には許容範囲が狭いから「受け入れることはできない」と感じる人もいるかもしれません。 しかし、人は知らないうちに、「受け入れ」を毎日様々な場面で行っています。
これらの知らないうちに受け入れていることについて、むやみに文句を言ったり、心配したりはしないものです。 「受け入れる」というのは「判断や解釈をしない」「コントロールしようしないことです。 「コントロール(変化)できないこと」について、どのようにしたら受け入れることができるかを考えてみましょう。