認知行動療法の基本モデル
認知行動療法(略してCBTとも言います)では問題を基本モデルに当てはめて考えます。
それによって、その人がどういう環境に置かれていて、他人や周りとどんな風に関わることで問題が維持・継続しているのかについて検討していきます。
基本モデルに当てはめる
「その人と環境(社会的環境、個人的環境)とがどのように相互作用しているのか?」という点を考慮しながら、その人個人の認知(考え方の癖)、行動、気分や感情、身体的な反応をとらえていきます。
認知行動モデルの要素(環境、認知、行動、身体、感情や気分)全てが相互作用していることを意識しながら、心理カウンセラーと相談者が合意・納得ながら現在相談者に起こっている問題について明確にし外在化(紙に書き出して)て問題を整理していきます。
このモデル作成する時に重要視することは具体的・現実的に考えていくことです。そのためにはすべての体験や現象を基本モデルに沿って把握していくことが重要です。