防衛機制とその機能
防衛機制とは「心の安定をはかるための自我による無意識的な防衛」です。防衛機制には、抑圧、昇華、投影、退行など様々なものがありますが自分を守るために無意識のうちに行われます。
自分で理解できないような感情や衝動が起こるのは、防衛機制によって無意識のうちに行っている心の操作の副作用かもしれません。どんなものがあるのかを理解し対策を考えていきましょう。
注意獲得
自分の存在と価値を他人に認めさせるために他人と異なった行動をとること
人間は人と関わり合いながら集団で生きていくという本能を持っています。ですから信じ合い、わかりあい、いたわり合いながら生きていたいと本能的に強く望むみます。
ですから何らかの事情で1も2も得られない場合、3の状態から脱出するために「注意獲得」という防衛機制を行います。
無視されるより、怒られたり、殴られたり、罵られたりする方が心理的には楽だということです。
ですからワザワザ怒られるような行動をとってみたり、反抗的な態度をとったり、奇抜な服装をしてみたり、わざわざ人の意見を否定してみたり・・・周りからの反応を引き出すための行動を行うようになります。
人と良好な人間関係を維持するためには、相手に興味を持って気にかけ、できるだけ声をかたり触れ合うことが大切なのです。
相手の行動や態度を批判する前にチョットだけそのことについて考えてみてください。相手の態度が友好的に変化するかもしれません。
この傾向が強すぎる人は・・
なぜか反抗的な態度をとってしまったり、思いもよらない突拍子もない事を逸ってしまったり、理由がないのにその人に腹が立ったり・・・その人から「愛されたい」と思っているのかもしれません。
そんな時は下向き矢印法をやって自分の本心を探してみることが役に立つかもしれません。