問題解決の原則
問題が起きた時、その問題を色々な要素に分けて対処できるレベルまで小さく小分けしていくこと
まず状況/環境、認知、行動、気分/感情、身体的な側面の5つに分類します。そしてそれらを現実的に働きかけができるより小さなレベルまで小分けしていきます。時には未来(変化や目標について)や過去の問題(捉えなおし)や悩み自体の見直しが必要になってきます。
例:人と話すのが苦手
問題の分解
【状況/環境】
- 普段から1人で過ごすことが多い
- 人と話した経験が少ない
- 会話のスキルに自信がない
- 返事や相槌が下手
- 挨拶するのに緊張する Etc
【認知方法】
- 僕にはいいところが何もない
- 人は僕を馬鹿にしている
- 普通~なのに、~だ(ストレスを感じやすい考え方の癖) Etc
【行動】
- 人と会うと目をそらす
- 時間にルーズ
- ガサツ Etc
【イメージ・感情】
- 人と仲良くすることがイメージができない
- 緊張しやすい
- 呼吸法
- リラクセーション法
- 人に会うことを考えるだけで緊張し圧迫される Etc
【身体】
- いつも下を見ている
- 猫背
- 体調がいつもすぐれない
- 寝不足 Etc
問題へのアプローチ
問題を引き起こしている要素がたくさんあることに気づくことができるでしょう。もっと細かく分けることができるでしょうが、「体調がすぐれずイライラしやすいので人といるとストレスを感じる」という場合、性格を見直すより、一日の生活スタイルや食事、運動量などを見直した方が良い場合もありますし、普段の心拍数が高くて緊張を人より強く感じてしまう人などは、運動や食事を見直した方が良い場合もあります。ですから原因を自分の性格と決めつけず、問題を細かく分けて対処できるレベルまで分解しましょう。対処法を考えていくことで問題や悩みを解決していくことができるのです。