コミュニケーション基本の基本
コミュニケーションは、その「スキル」や「能力」高さによって、その質(快適さ、心地よさ、相互理解)などが決まるものだと思っている人は少なくないようです。
もちろんコミュニケーションの「スキル」や「能力」高さは、コミュニケーションの質に大きな影響を与えます。
しかし、その質を高めるために「スキル」や「能力」高さより、もっと基本的で大切なことがあります。
ノンバーバルの種類
コミュニケーションの要素でご説明したノン・バーバルについてもう少し詳しくご説明しましょう。
ノンバーバルとは言葉以外の意思表示(伝達手段)のことで、大きく分けて4種類があります。
パラ・ランゲージ
話す時の声の大きさや調子、スピードなど 同じ内容の話でも、自信満々に大きな声で話すのか、小さな声で話すかで伝わり方がずいぶん変わりるものです
ボディー・ランゲージ
表情やジェスチャー アイコンタクト(目と目で意志を伝える)などもこの範疇に入ります
パーソナル・スペース
互いの距離や話す時の立ち位置、体の角度など 触覚や嗅覚にも関わってきます
セルフ・プレゼンテーション
身につけるもの、身なりなど 自分のアイデンティテイーを物に変えて表現します ブランド物を身につけたり、高級車に乗ったりするのもセルフ・プレゼンテーションの一つです
まとめ
人は自分の考えや感情を言葉以外の様々な方法で表現しています。
「いつもあの人の意見ばかりが通ってしまう」「あの人はいつも重要視される」とか、反対に「いつも馬鹿にされる」「なぜか軽く見られる」など、明確な理由が見当たらないのに、「そうなってしまう」場合は、自分でも知らないうちに「そうして欲しい」「私にはその扱いが妥当です」というノンバーバルを出してしまっているかもしれません。
そんな人は、そのようなノンバーバル・メッセージを修正することで、周囲からの扱いが変わる可能性は大きいと考えられます。