自分のスキーマを見極めよう
ペインスキーマの分類の中にあるペインスキーマのうち、自分に関係があるペインスキーマを見極めていきましょう。
自分に関係があるペインスキーマを見極めるために、ここからは
- 今の生きづらさにつながる体験を振り返る
- 満たされなかった本能的欲求について検討する
- 持って生まれた自分の特徴について検討する
- 自分の生きづらさとどのペインスキーマが関わってるのかを検討し、仮説を立てる
という流れで行っていきます。ワーク38で作った年表を見ながら、改めて今の生きづらさにつながっている体験を振り返ってみましょう。
ペインスキーマが生まれる3つの要因を読み返して思い出してから、その体験を振り返り、満されなかった本能的欲求や持って生まれた自分の特徴も考慮に入れて、思いを巡らせてみましょう。
それらを通して自分の生きづらさと関係しているペインスキーマについて推測し、仮説を立てて外在化(書き出す)してみましょう。
自分の生きづらさに関わるペインスキーマを推測し、仮説を立てるこの作業は決して楽しいものではありません。
できれば思い出したくない傷つき体験を思い出し、再体験する作業はとても辛くて大変な作業になるでしょう。
しかし、それらを通してこれまでの自分自身の体験と真正面から向き合うことでペインスキーマを推測し、外在化することができると「そうか、そういうことなんだ」と納得し、自分の生きづらさについて理解が深まります。
そして、それがペインスキーマからの悪影響を弱め、上手に付き合っていけるようになるための第一歩になるのです。
傷つき体験の振り返りは、無理して一度にやってしまう必要はありません。
自分の心身の状態と相談しながら、自分のペースで丁寧に行ってください。
慌てなくても大丈夫です。
1つずつクリアしていくことで必ず望んだゴールへとたどり着くからです。
ひとつひとつ丁寧に振り返っていきましょう。