チームを組んで反対意見を減らす

「発言のすぐ後に発言する人は、その発言に対する反対者であることが多い」といわれています。(スティンザー効果)反対者にそのまま意見を言われてしまうと、その意見の内容や話し手の力量によっては流れがそちらの方に傾いてしまいます。これを防ぐために話し合いの場や会議の前に根回しをして、自分への協力者をつくっておくことが会議の中で自分の意見を通すために役立ちます。その協力者に自分の意見を言った後すぐに賛成意見を言ってもらうようにするのです。こうすることで反対意見を切り出すタイミングがつかみにくくなるので、反対意見が減って自分の意見が通りやすくなります。

反対者は対立する意見を聞いている間中、反論するタイミングを探しています。しかし反対意見を言おうとした瞬間に賛成意見が出てくるので発言のタイミングを失ってしまうのです。その上、協力者者が賛同することで自分側の意見が強化されるので、協力者の話の後に反論が出ても、その反対意見が他の人たちへ及ぼす影響力はは弱まっています。

気づき・ひらめき

会議を有利に進めるポイント

自分の通したい意見の発言直後に賛成意見を言ってもらうことで、自分の意見がとても通りやすくなるのです。同じ理由で賛成したい意見が出た場合、その直後に賛成意見を言うことで、その意見が通りやすくなります。