催眠術の誘導などで使う技法
- 瞼の開閉法
目をゆっくり目を閉じます。
しばらくしてからゆっくりと目を開けます。
目に適度な疲労感を感じるまで何回か繰り返しましょう。 - 凝視法
目標物を決めて一点をじっと見つめます。
できるだけ瞬きをしないようにしましょう。
天井のシミなどでも良いですが、ロウソクの炎などは効果が高いようです。 - 眼底刺激法
目標物を決めて目を左右、斜め、Z型に動かしてみましょう。
目を刺激すると自律神経が刺激されるので自律神経のバランスが調ってリラックスできます。
目の奥に心地よい疲れを感じる程度行いましょう。 - 混乱法
頭の中で複雑な計算をしてみます。 1000、0、999、1、998、2といった具合に高い数からカウントダウンと低い数からのカウントアップを交互にやっていきます。
考えるのが面倒くさくなる程度までやっていきましょう。 - イメージ法
自分がリラックスできるイメージを見つけましょう。
子供の頃思い出、大好きな風景、行きたい場所etcどんな場所でも構いません。
自分がリラックスできるイメージを決めてそれを鮮明にイメージできるように練習していきましょう。
視覚情報、聴覚情報、身体感覚(温度、湿度、触った感じなど)をまずは一つずつイメージしていきます。出来るだけ鮮明になるように丁寧にイメージしていきます。忘れてしまったイメージ(服の色、小物の形など)は自分の感覚で作ってしまって大丈夫です。
目に映るの色・形・音の方向や数・強さ・種類、感覚の場所や方向、数、強さなどが鮮明にイメージできるように繰り返し練習していきましょう。
その場で自分の目で見ている映像、遠くから自分を見ている映像を使い分けイメージとの距離や位置関係を変えながら一番リラッックスできるイメージを作っていきましょう。
普段から積極的にリラックスする習慣を身につけることでリラックスした感覚がドンドン強くなって、短時間で気分を切り替えれるようになっていきます。
はじめのうちはリラックスできるまで時間がかかってしまうかもしれませんが、焦らず継続してください。
また、一つのリラックス法で気分が落ち着かない時はいくつかの方法を組み合わせて行ってみましょう。
リラックスして穏やかな感覚を鍛える習慣を持つことで、リラックスする感覚を日々強化していきましょう。