感情に意識を向ける
感情をリストアップして紙に書き出してみましょう。実際に書き出してみると分かるのですが、感情と出来事、思考の区別がつかない人も少なくありません。
感情をリストアップしようとして出来事や自分の考えを書き出してしまうのです。心の状態を表す感情をリストアップしようとして感覚(おいしい、綺麗など)を書き出す人もいます。
感情を感じ取る力が低下すると自分自身をフルネスに導き・維持することが難しくなってしまいます。
アンフルネスに傾いていることに気がつけないため、アクティベーションスキルを使って自分自身をフルネスに導こうとするアクションを起こしたり、維持するためのスキルを発揮する機会が見つからなくなってしまうからです。フルネスは心の状態ですから感情についての興味と感性が欠かせないのです。
感情とは?
感情とは一言であらわせる気持ちの状態です。感情を繊細に表せるように感情を表す言葉を繊細に使い分けて表現していきましょう。
ポジティブの感情の代表は「楽しい」です。その他にも充実感とかワクワクといったものもあります。最低20個~目標は50個あげてみましょう。ネガティブな感情についても同様です。「うざい」などはネガティブ感情の代表で不安や後悔などもネガティブ感情です。
このリストを作成するとネガティブ感情のリストアップの方が簡単で、ネガティブ感情のリストアップ表ばかりが一杯になってくるでしょう。ほとんどの人間が通常の生活でネガティブ感情すなわちアンフルネスで生きている証拠でもあります。
感情の例
パフォーマンスレベルを自己チェックするのは難しいですが、今自分がどんな感情なのかが分かるとフルネスに傾いているかアンフルネスに傾いているのかが把握しやすくなります。人間は一度にいくつもの感情を感じるものですからポジティブな感情が2つあってネガティブな感情が5つあればアンフルネスに傾いているといえるでしょう。
ゴルファーなら1ショットごと、ボクサーなら1ラウンドごと、ビジネスマンなら1時間ごとや出来事ごとに自分のフルネスを見つめる習慣を形成すると良いでしょう。
感情をリストアップしてみよう!
プラス感情・気分・気持ち |
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マイナス感情・気分・気持ち |
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まずは自分の感情や気分、気持ちを素直に言葉に表現してみることが大切です。 自分の心を表すことは感情気づくことにつながるからです。「心身の変化」に意識を向けて意図的に、そして繊細に感じ取ろうとすることで心身の状態の変化を感じ取る能力が向上し、アンフルネスに飲み込まれてしまう前にアクティベーションスキルを使って自分自身をフルネスに導き保つことが上手になっていきます。