階層表を作成しましょう!
暴露法に取り組む前に恐怖や不安の階層表を作成しましょう。
対象者が恐怖や不安を感じる場面や刺激をリストアップして、それぞれをSUD得点で評価してSUDの低い順に並べます。
階層表を作ることで暴露法で向き合う不安や恐怖を強度順に並べ、強度の弱いものから計画的に対峙していきます。
階層表を作らなかったり、強度の並べ方がいい加減になっていると、その時に対峙できる強度以上の不安や恐怖にさらされる事になってしまい、暴露法に取り組めなくなってしまったり、恐怖や不安の強度が増してしまったりしますので、階層表を丁寧に作り込む事がとても大切です。
不安階層表を作成するときのポイント
- 恐怖や不安を感じる理由は考える必要はありません。
- 状況や刺激をできるだけ具体的に書き出しましょう。
- 刺激、状況の組み合わが強度にどの程度関係性があるのかを確認しましょう。
- 順位付けに迷ったときは簡単なイメージ法を用いるなどして、慎重に順位付けしましょう。
- 書き出した不安や恐怖の刺激や状況について慎重に検討し、類似しているものなどがあればその中から1つを選び出しましょう。
※SUD:個人の感覚で恐怖や不安の程度を表す指標。一般的に0(なし)~10(最大)で表されます。