期待を低くすることの落とし穴

しばらくは楽かもしれませんが・・・

期待した時に感じるワクワク感、高揚感を感じにくくなって落ち込む感覚が強化され、感度も良くなるので、「期待しない」という防衛策を長期間続けてしまうと、落ち込みやすい体質になっていってしまいます。

「期待して望みがかなわないと落ち込みが大きいから、最初から期待なんてしない」・・・そんな風に考える人も少なくないようです。辛い出来事があったあと、しばらくの間は「期待しない」という防衛策で、落ち込む幅が小さくなって、楽になった気がするかもしれません。

しかし、使った感覚が強くなり、使わない感覚が弱くなっていきますから、「期待しない」と

  1. 期待した時に感じるワクワク感、高揚感が弱くなっていきます
    使わない感覚はドンドン弱くなり感じにくくなっていきます。
  2. 落ち込む感覚が強くなっていきます
    期待した時に感じるワクワク感、高揚感を感じる時間が減った分、小さな落ち込みを感じる時間が増えてしまうので、落ち込んだ時の感覚がドンドン強くなっていきます。

感覚の強化は頻度と強度に影響されますから、小さくなった落ち込みの感覚を頻繁に使えばドンドン強化されていってしまいます。

期待をしないことで

夢が叶わなかったり、挫折してしまったり・・・人生では望まないことを少なからず経験してしまうものです。でも、その体験によって受けてしまった心の傷がある程度回復したら、勇気を出してもう一度夢を追ってみましょう。自分の未来に期待してみましょう。その時感じるワクワク感、高揚感をドンドン使って強化していきましょう。

気づいた・閃いた女性

そうした感覚をたくさん使って強化していれば、落ち込む時間がその分減っていきます。落ち込む感覚がドンドン弱くなっていきます。「未来に期待する感覚は未来を作るエネルギー」なのです。「もう歩けない」「もう期待なんかしない」と思ってしまったら、このことを思い出してください。