ワーク23:壺
ワーク22に続いて感情に対するイメージワークです。
ワーク22では設定した情景をイメージできましたか?
イメージ力もトレーニングによって向上していきます。次第に鮮明に、そしてリアルにイメージできるようになっていきますので、慌てず、のんびり、楽しんでワークを続けてください。
イメージの中で自分の思い通りに自由に振る舞えるようになるまでイメージワークを繰り返しましょう。
イメージの内容
イメージの中で大きめの蓋つきの壺を用意しましょう。
この壺に感情が溢れ出しそうになった時、その感情を入れておくことができます。色、大きさ、艶、材質などを決めて丁寧にイメージしておきましょう。
出来事を思い出し、あるいは突然感情がこみ上げてきて自分の中から溢れ出しそうになったら、その感情を一度受け止めて味わった後、壺のイメージをしてその中に溢れ出した感情を流し込んでいきましょう。
感情を流し込んだ壺を心の中の物置にしまっておきましょう。
流し込んだ感情は物置にしまってある壺の中にあるのですから、いつでも必要な時にくみ出して眺めることができます。
この壺は感情だけでなく、考えやイメージなどにも使えます。
感情や考え、イメージが強くなりすぎて圧倒されそうな時に使ってみましょう。
また、イメージでなく壺やガラス瓶などを実際に用意して書き出した感情や考え、イメージを入れておきましょう。
「例」
「別れた彼のことを思い出したら涙が止まらなくなってきた。なんであの時ゴメンなさいって言えなかったんだろう?」・・・「よし心の物置にしまってある壺を出してきて、この後悔を流し込んでしまおう」・・・溢れ出す後悔の念を壺の中に流し込むイメージ・・「入れても入れてもなくならない。もう1つ壺を使おう」・・・もう一つ空の壺を持ち出してきて溢れ出す後悔の念を壺の中に流し込むイメージ・・・「自分を責める気持ちも、戻りたいという気持ちも、悲しい気持ちも全部この壺の中に流し込んでしまおう」・・・溢れ出す後悔の念を壺の中に流し込むイメージ・・「みんな壺の中に入った感じがする。この壺の中に私の想いが詰まってるんだ。今は物置にしまっておこう」
感情が強くなってそれが溢れ出しそうになった時、それに意識を向けた上で「消し去ってしまおう」「抑え込んでしまおう」とせず、壺の中に流し込んで壺の中に流し込んで物置にしまうことで程よい距離をとるようにしましょう。
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