望ましくない行動を減らすテクニック
望ましい行動が増えると望ましくない行動は減少します。
しかし、自傷行為、暴力など危険な行動については、行動を減少させることを優先しなければならない時もあります。
正の罰の取り入れ方
タイムアウト法
ターゲット行動を起こすと得ていた快(他人との交流、評価、注目など)を一定期間得られなくする方法です。
快を得られなくする時間の目安は数分から数十分程度が一般的です。
タイムアウト法は子供の行動修正よく用いられます。
体罰を与えたり、叱責するより、危険が小さいので、認知行動療法でも一般的に用いられています。
この際、ターゲット行動の範囲を明確にして、しっかりと確認しておきましょう。
- 見逃す
- 気分しだいで厳しくする
など基準が一定していないと効果は上がりにくくなってしまいます。
レスポンスコスト法
罰として賃金やご褒美などの快をカットすることを前もって定めておいて、ターゲット行動が起きたらカットするという方法です。
- ターゲット行動を行う度に、安定して執行すること
- ターゲット行動とコストの対応についてのルール、判断基準を明確にしておくこと
が大切です。