嫌な出来事があると、いつもまでもそのことについてみんなが覚えているように感じてネガティブな気分になってしまうものです。
しかし、今、どれだけ苦しい出来事でも時間が経つと、あまり気にならなくなっていくものです。

他人のネガティブな出来事について、時間が経つことで、問題状況や考え方、感じ方が変化して「そのことについてほとんど気にならなくなってしまった」経験は誰にでもあるはずです。

今回は周りの人も同じだということについて考えてみたいと思います。

カウンセリングのポイント

他人の事をいつまでも気に留めるような人はほとんどいないものです

以下の作業を行ってみましょう

 

  1. 「なぜ時間が経つと私のことを気にしなくなるのか」を使って、他人が私に関係なく行動したり考えたりする他の事柄を検討し、記入してみましょう。
  2. 「なぜ時間が経つと私のことを気にしなくなるのか」を使って、1に伴って、今の出来事についての他人の考えがどう変化するのかを検討してみましょう。

    認知行動療法-なぜ時間が経つと私のことを気にしなくなるのか

    認知行動療法で使用する「なぜ時間が経つと私のことを気にしなくなるのか」の記入例

54:なぜ時間が経つと私のことを気にしなくなるのかのダウンロード

以下の質問に答えてみてください

  • 自分が他の人からどう見られているかということについての心配
    ほとんどの人は「自分が他人について思ったことなど時間が経てば忘れてしまうもの」だと思いますが、そのことについてどう思いますか?
  • 今から一週間後、一ヵ月後、一年後に、周りの人が「そのことについてどう考えているか」ということを「タイムマシンに乗ったつもり」で想像してみましょう。
  • タイムマシンを使って行った未来で、その人たちに「今、私のことをどう思っていますか?」と尋ねたら、どんなふうに答えるでしょうか?
  • タイムマシンを使って行った未来で、その人たちが「何か別のこと」に興味をもっていたり、考えている可能性はありませんか?
  • ネガティブな反応は、その出来事が起きた直後が最も大きく、時間の経過に連れて反応の強度が軽減していくものです。
    そのことは、他の人が自分を見るときも同じではありませんか?

自分が一度でも何か失敗をしたら、周囲の人々は自分に対して、厳しい見方をし続けたり、その時の感情が継続すると思い込んでいる人もいるかもしれません。

しかし、

  • 自分に何か嫌なことがあった場合、自分はどれぐらい同じ考えや気分でいられますか?
  • 周りの人も同じではありませんか?
  • 1週間後、1ヵ月後、1年後・・・どう思っているでしょうか?

想像してみてくださいね。